飽和水素水点滴療法に期待できる効果と有用性
近頃注目されている飽和水素水点滴療法とは、完全に密閉された容器内で
注射液などの生体に適応しやすい溶液に水素を加え、その水素飽和濃度の
点滴液を投与する治療法のことです。
地球上で最も軽く最も多く存在する水素には優れた抗酸化作用があることで知られており、
その溶液を体内に投与することで生命活動の結果として生じる有毒な活性酸素を無毒化します。
数々の学術雑誌にその有用性を示す医学研究報告がなされており、
多くの疾患に高い効果があることがわかっています。
まず点滴投与した際の自覚症状としては喘息の発作が出にくくなった、アトピー症状が減少した、
肌がキレイになったといった改善報告例があげられており、その他にも抗酸化作用や抗炎症作用があることから
アレルギー反応の抑制、肌や臓器の老化抑制に効果があるとする報告があります。
また飽和水素水点滴療法に含まれる水素水により動脈硬化が抑制された、認知機能の低下予防作用があるといった
医学研究報告や、リウマチ患者の疾患活動性が減少したとする報告が学術雑誌に掲載されるなど
その有用性は様々に評価されています。
またアルツハイマーや認知症といった脳神経疾患、心筋梗塞や動脈硬化などの
循環器系疾患などへの適応が可能で、幅広い分野での効果を期待されています。
水素治療の様々な臨床検査報告
この抜群の抗酸化力や抗炎症作用のある水素は点滴として体内に送り込むことで
内皮細胞にある活性化酸素と反応し、無毒化され水に変わり尿になって排出されることがわかっています。
実はこの内皮細胞は、活性化酸素によって攻撃されると動脈硬化やがんに罹患する確率が
高まることがわかっているため、水素治療によって直接血管内の内皮細胞に働きかけることが
健康を維持する上で役立つと考えられます。
このように飽和水素水点滴療法による水素治療は様々な効果が期待され、また実際に
がんや動脈硬化をきたす生活習慣病、肝疾患等の活性酸素の関与が疑われる疾患の人に
臨床応用することで積極的な臨床例を収集しており、効果があったとする臨床検査報告が学術誌に紹介されています。
例えば老化による心臓・腎臓障害の改善や水素豊富水のミトコンドリア性及び炎症性筋疾患に対する臨床効果、
初期臨床試験での急性脳梗塞患者に対する水素豊富水の静脈内投与の安全性に関してです。
最新情報としては心肺停止後の水素吸入療法が厚生労働省の先進医療Bに承認されており、
水素治療をどのように使用すればより効果的で有効なのかについては、今後研究が進むことが期待されます。